副作用がつらくて抗がん剤治療はもうやめたい人へ 【ストーリーで読む】ステージ4がん患者でも選べる治療法 » 第一章 抗がん剤の副作用でつらかったこと » 食欲不振

食欲不振

抗がん剤による食欲不振の症状

抗がん剤治療中の食欲不振は、副作用の中でも多くの患者さんが経験されています。抗がん剤投与後、1~2週間ほど症状が続く場合もあります。

食欲不振には、さまざまな原因が重なって生じます。例えば、抗がん剤投与後は、吐き気や嘔吐、口内炎、味覚障害、下痢などの症状に悩まされることもあり、同時に食欲も無くなってくるものです。また、精神的なストレスが原因で食事が喉を通らない場合も。

食欲不振に陥ったときは「なぜ食事を摂るのがつらいのか?」と原因を探り、食事内容を工夫してみましょう。

例えば、吐き気がある場合は、さっぱりと口当たりが良いものを選んでみたり、口内炎がある場合は、炎症を刺激しないようなや柔らかいものを中心に食べてみたりしてください。

抗がん剤による食欲不振で処方される薬

食欲不振で処方される薬はありませんが、吐き気・嘔吐をともなって食事が摂れない場合は、制吐剤を処方されることがあります。嘔吐で服薬が難しい場合は、座薬での処方も可能です。

吐き気が落ちついてから、気分が良いときに食べられるものを少しずつ試してみましょう。

抗がん剤治療中は、がん細胞を攻撃しているのと同時に、正常な細胞へのダメージも大きくなります。エネルギー量がいつもよりも必要になるため、体力をつけるためにも食べる工夫をしてください。

日常生活で工夫すること

食欲不振にはさまざまな要因がありますが、体力や栄養面ばかりを重要視すると、食事が義務のように感じられて、ますます食欲不振に陥ってしまいます。

基本は「無理に食べようとせずに、好きなものを気分の良いときに食べる」という気持ちが大切です。日常で取り入れやすい食事の工夫をご紹介してきます。

食べられるような工夫は?

気分が良い時にすぐに食べられるよう、食べやすい食事を自分が手の届く範囲に置いておきましょう。例えば、カットフルーツ、サンドイッチ、おにぎりなどを用意しておくと片手で手軽に食べられます。

酢の物、豆腐などはさっぱりしていて食欲不振でも食べやすい食材。食べられないときは、少量で回数を増やしてチャレンジしてみましょう。

食欲不振と同時に、吐き気や嘔吐などの症状がある場合は、こまめに水分補給をすることも大切です。盛り付け方や食器選びなど、見た目を楽しくする工夫をすると食べたい気持ちも増していきますよ。

食べやすい食事のススメ

餅やおはぎなどは、すぐにエネルギーになり、消化も比較的良いものです。ただし、餅はのどに詰まりやすいので、食べやすい大きさに切る、もしくは大根おろしや汁物などの水分と一緒に食べるなどの工夫をしましょう。

味噌汁やスープ、野菜ジュースなどの汁物やペースト状のものは手軽に摂れるのでおすすめです。その他は、プリン、卵豆腐、茶わん蒸し、麺類などののど越しの良いもの、カレーライスなど少し香辛料を使ったものも食欲を刺激するため、食べやすいでしょう。

※このサイトの主人公について

このサイトの主人公は架空の人物です。サイト内のストーリーはさまざまな体験談などをまとめたフィクションになります。

※各クリニックの治療について

治療法を選ぶことは、患者さんとご家族の将来に関わる大切な選択となります。独断で決めてしまうことは避け、必ず専門知識をもつ医師に相談しましょう。

抗がん剤含め、治療法にはそれぞれ副作用やリスクを伴います。抗がん剤の副作用についてはこちら、他の治療法については、メリットデメリットを含めてこちらでご紹介しています。

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ヒロシ(57)

肺がんステージ4

現在57才。妻と子供2人の4人家族。
突然の肺がんステージ3宣告を受け、抗がん剤治療をメインに闘病したが、骨への転移が確認される。