副作用がつらくて抗がん剤治療はもうやめたい人へ 【ストーリーで読む】ステージ4がん患者でも選べる治療法 » 第一章 抗がん剤の副作用でつらかったこと » しびれ

しびれ

抗がん剤によるしびれの症状

抗がん剤によるしびれは、手足から発症します。ピリピリした筋肉痛のようなしびれが出る場合あります。症状としては、「文字がうまく書けない」、「物をうまくつかめない」、「転倒しやすい」などがあります。

他にも、ろれつが回らない、喉に違和感があるといった症状も起こります。抗がん剤投与後、2~3週間で症状を訴える方が多いようです。抗がん剤の種類によって、症状の出方、頻度、程度、時期にも個人差が見られますが、通常は、抗がん剤の使用が長く、使用量が増えていくのに比例して、しびれが強くなったり、範囲が広がったり、症状が消えづらい傾向にあります。原因は、抗がん剤が細胞に影響を与え、末梢神経の障害を起こすものだと考えられていますが、明確なことは分かっていません。

抗がん剤によるしびれで処方される薬

特効薬はありませんが、鎮静剤、ビタミン剤、漢方薬などの処方で、症状の悪化を抑えることもあります。

抗がん剤治療の量を一時的に減らしたり、治療を休んだりすることで、しびれの症状は軽減されていきます。しかし、治療が終了した後、改善に1年以上かかったという人もいます。

改善しにくい場合があるため、今、起こっている症状から悪化させないことが大切になってきます。日常生活を送るのに支障をきたすしびれには、我慢せずに早めに医師に相談しましょう。

日常生活で工夫すること

抗がん剤治療中のしびれの症状に対して、日常生活で工夫できることがあります。しびれがあると転倒などの危険性もあるため、注意することも併せてご紹介しています。

症状緩和にむけてできる工夫

日常的になるべく動かすように頑張ってみましょう。マッサージも効果的です。1日に数回、手足の曲げ伸ばし運動を行ってみたり、手のひらサイズの小さなボールなどで手指の運動や、抹消神経を刺激してみましょう。また、入浴中のあたたかな状態で、ゆっくり手指を動かす方法もあります。

靴下、手袋をすることで、末梢循環が改善し、手足の冷感やしびれなどが緩和する場合があります。ただし、締め付けの強い靴下などは避けましょう。冷たいものを触ることで、症状が悪化することがあります。冷たい飲み物は、持ち手が付いたマグカップなどに移して飲むとよいでしょう。

危険防止のため注意すること

手指がしびれているときは、熱さも感じづらいです。湯飲みや熱いものに触るときは、火傷をしないように注意しましょう。

感覚が鈍くなるので、食事の支度などで包丁を使うときも気を付けましょう。足がしびれているときは、足に力が入りづらくなるため少しの段差でも転倒しやすくなります。

靴は滑りにくくて、柔らかい素材のゆったりしたサイズがおすすめです。急に立ち上がる際も、膝に力が入りづらいので、ゆっくり立ち上がるように心がけましょう。

抗がん剤をやめるとどうなるのか確認

※このサイトの主人公について

このサイトの主人公は架空の人物です。サイト内のストーリーはさまざまな体験談などをまとめたフィクションになります。

※各クリニックの治療について

治療法を選ぶことは、患者さんとご家族の将来に関わる大切な選択となります。独断で決めてしまうことは避け、必ず専門知識をもつ医師に相談しましょう。

抗がん剤含め、治療法にはそれぞれ副作用やリスクを伴います。抗がん剤の副作用についてはこちら、他の治療法については、メリットデメリットを含めてこちらでご紹介しています。

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ヒロシ(57)

肺がんステージ4

現在57才。妻と子供2人の4人家族。
突然の肺がんステージ3宣告を受け、抗がん剤治療をメインに闘病したが、骨への転移が確認される。