副作用がつらくて抗がん剤治療はもうやめたい人へ 【ストーリーで読む】ステージ4がん患者でも選べる治療法 » 第一章 抗がん剤の副作用でつらかったこと » 味覚障害

味覚障害

抗がん剤による味覚障害の症状

味覚障害は、「味を感じにくい」、「食べ物の味が変わった」など、いつも食べている食事の味の感じ方に変化が起こる症状です。

抗がん剤による味覚障害の原因は、舌にある味覚を感じる味蕾(みらい)と呼ばれる細胞が機能障害を受けたり、味を感じて脳へ伝える味覚伝達神経が障害を起こしたり、体内の亜鉛が不足することで起こります。また、唾液減少による口腔内の乾燥も考えられます。

味覚障害だけでなく、からだの免疫力低下による口内炎や吐き気の症状もある場合は、あわせて食事の工夫が必要です。抗がん剤を投与してから数日~数週間で、味覚症状が出やすいと言われています。

味覚障害が起きると、食事の摂取量が減り、からだの栄養状態が低下する可能性もあります。においにも敏感になり、食欲不振に陥りかねません。

日常生活で工夫すること

味覚障害にもさまざまなパターンがありますが、主に味の感じ方で分けると3つあります。

味を強く感じる、味を弱く感じる、本来の味と異なって感じる、などと表現されることが多いようです。ご自身の味覚の変化や症状に合わせて、味つけなどを工夫していきましょう。

味を強く感じる場合

強く感じやすい調味料や食材を控えます。濃すぎると感じる場合は、薄味にし、鰹節や昆布など天然のだし汁を上手く活用しましょう。ゆずやレモンなど香りをプラスしてみるのもおすすめです。

味を弱く感じる場合

味をハッキリ感じやすくするため、だしを濃い目に利かせたり、香辛料や香味野菜、キムチやマヨネーズなど味の強いものでコクをプラスしてみましょう。人肌の温度にすると味も感じやすくなりますので、温度にも気を付けてみましょう。

本来の味と異なって感じる場合

料理を冷たくすると苦味などの感じ方が和らぎます。食材のアクや臭みをしっかり取ったり、ショウガ、しそなどで香りづけしたり、調味料をいろいろと試してみたり、食べられる味つけを見つけてみましょう。

食事を楽しむ

家族や仲の良い友人などと会話を楽しみながら、一緒に食事を取ることも大切です。

食事の盛り付けを工夫したり、お気に入りの食器を使ってみるだけでも、いつもと雰囲気が変わって気分も変わります。また、「食べなければ」と考えるとつらくなってしまいます。

回数にこだわらずに、自分の食べたいときに少しだけ食べるなど、自分の食事ペースを大切にしましょう。

抗がん剤をやめるとどうなるのか確認

※このサイトの主人公について

このサイトの主人公は架空の人物です。サイト内のストーリーはさまざまな体験談などをまとめたフィクションになります。

※各クリニックの治療について

治療法を選ぶことは、患者さんとご家族の将来に関わる大切な選択となります。独断で決めてしまうことは避け、必ず専門知識をもつ医師に相談しましょう。

抗がん剤含め、治療法にはそれぞれ副作用やリスクを伴います。抗がん剤の副作用についてはこちら、他の治療法については、メリットデメリットを含めてこちらでご紹介しています。

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ヒロシ(57)

肺がんステージ4

現在57才。妻と子供2人の4人家族。
突然の肺がんステージ3宣告を受け、抗がん剤治療をメインに闘病したが、骨への転移が確認される。