副作用がつらくて抗がん剤治療はもうやめたい人へ 【ストーリーで読む】ステージ4がん患者でも選べる治療法 » 第一章 抗がん剤の副作用でつらかったこと » 下痢

下痢

抗がん剤による下痢の症状

抗がん剤によって起こる下痢には、2つの原因があります。

1つ目は、抗がん剤の薬が腸管粘膜を刺激し、下痢が起こる場合。この場合は、一過性のものなので持続性も短いです。

2つ目は、細胞分裂が活発な消化管細胞、骨髄細胞、毛母細胞などに抗がん剤の影響が出やすく、消化管の粘膜が傷つくことで下痢になった場合です。この場合は、抗がん剤投与から数日後あたりで起こってきます。

いずれも抗がん剤の種類によって変わってきますが、抗がん剤投与後2~10日頃に下痢の症状が出ることが多いです。下痢が続くと、体内から大量の水分とミネラルが出ていき、脱水状態になりがちです。重度の脱水状態では、経口飲料などで水分補給をしても解決しないため、すぐに病院に行きましょう。

抗がん剤による下痢で処方される薬

抗がん剤投与によって起こった下痢は、下痢止め、整腸剤などの薬が処方されます。

症状がひどい場合には、輸液で水分や電解質の補給を行うことがあります。もし、下痢の症状で気になることがあれば、担当医に相談しましょう。その際は、いつ頃、どのような症状が、いつまで続いたか、などを記録しておくと、医師にも伝えやすいですし、自分でも体調の変化を確認でできます。

下痢にも水みたいな下痢、やわらかめの下痢など状態もさまざまです。摂った食事内容も併せてメモしておくと、下痢と食事との関係性も分かるので役立ちます。

日常生活で工夫すること

抗がん剤治療中に下痢の症状に悩まされた場合、自らの対応次第で症状を緩和できることもあります。自分なりに工夫して試してみましょう。

食事について

腸への刺激と負担を減らすために、食事は気を付けましょう。1回の食事量を少なくし何回かに分けて食べたり、お粥や、クタクタに煮込んだうどんなど、消化に良いものがおすすめです。また、不足しがちになる必要な栄養素も補いましょう。

バナナ、果物ジュースなどカリウムを多く含んだ食材を摂ることでミネラル不足が解消できます。りんごなどに含まれるペクチンは下痢を緩和してくれます。カフェイン、炭酸やアルコール、ナッツ類、高脂肪食品などは刺激や負担になるため控えましょう。

水分補給について

排せつした後は、コップ1杯以上の飲み物を飲むように意識しましょう。スポーツドリンクなどは、失われがちな電解質補給に最適です。また、水、リンゴジュース、すまし汁などは、胃腸への負担が少ないので、下痢が始まったら効果的に補給しましょう。

みかんジュースなど柑橘系にはクエン酸が含まれ、腸を刺激し下痢を誘発しやすいので控えましょう。

トイレ後は

感染予防のため、トイレの後はウォシュレットなどで陰部を洗浄し清潔に保ちましょう。

抗がん剤をやめるとどうなるのか確認

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※各クリニックの治療について

治療法を選ぶことは、患者さんとご家族の将来に関わる大切な選択となります。独断で決めてしまうことは避け、必ず専門知識をもつ医師に相談しましょう。

抗がん剤含め、治療法にはそれぞれ副作用やリスクを伴います。抗がん剤の副作用についてはこちら、他の治療法については、メリットデメリットを含めてこちらでご紹介しています。

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ヒロシ(57)

肺がんステージ4

現在57才。妻と子供2人の4人家族。
突然の肺がんステージ3宣告を受け、抗がん剤治療をメインに闘病したが、骨への転移が確認される。