副作用がつらくて抗がん剤治療はもうやめたい人へ 【ストーリーで読む】ステージ4がん患者でも選べる治療法 » 第一章 抗がん剤の副作用でつらかったこと » 出血
  

出血

抗がん剤の副作用による出血

抗がん剤による治療(化学療法)を行うと、副作用として出血しやすくなることがあります。その理由は、骨髄抑制によって血小板が減少するためです。

「骨髄抑制」とは、抗がん剤の影響により、骨髄の持つ血を造り出す機能が低下してしまうこと。特に、何度も繰り返し抗がん剤による治療を行った場合は、骨髄のダメージが回復せず、著しい骨髄抑制を来たすこともあります。

骨髄抑制が起こると、血液の成分のひとつである血小板も減少します。血小板には、破れた血管を塞ぎ、血が流れ出るのを防ぐ働き(止血作用)があるため、減少すると血が出やすく、止まりにくい状態になってしまうのです。

また、抗がん剤が肝臓に影響を与えた場合も、出血が起こりやすくなることがあります。血小板を覆い固めて血を止める「凝固因子」は肝臓で造られているため、肝機能障害を起こすと凝固因子を十分に産生できず、血が止まりにくくなってしまうのです。

具体的な出血症状の例

血小板や凝固因子の減少によって起こりやすくなる症状の例には、次のようなものがあります。

「鼻をかんだだけで鼻血が出る」「体を少しぶつけたり、擦ったりしただけで皮下出血が起こる」など、ささいなきっかけで血が出やすくなる状態のことを出血傾向といいます。

血小板の減少が進み、出血傾向がひどくなると、消化管や脳などの眼に見えない部位で出血が起こってしまうことも。「血が出やすくなった」と感じたら、放っておかずに医師に相談することが大切です。

出血した場合の対処法

外傷や鼻血などで血が流れ出ている場合は、心身を安静に保ち、次のような方法ですみやかに止血を行ってください。

冷罨法(れいあんぽう)

冷却によって血管を収縮させ、血を止める方法です。凍らせた保冷剤や、氷水を入れたビニール袋などを患部に当てて止血を試みましょう。

圧迫法

圧迫によって患部の血流を減らすとともに、血液が固まる作用を促進させる止血方法です。出血している部位に清潔なガーゼなどを当て、ぎゅっと圧迫して止血しましょう。鼻血の場合は座って少し下を向き、鼻全体をしっかりとつまむことで止血します。

抗がん剤による治療を行っている場合、止血を行っても簡単には血が止まらないこともあります。なかなか血が止まらない場合や多量の出血が起こっている場合は、無理をせずにすぐ医師の診察を受けてください。

日常生活で工夫すること

抗がん剤によって出血傾向があらわれた場合は、日常生活において次のような点に注意しましょう。

同時に発生しやすい副作用の対策も確認する

※このサイトの主人公について

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※各クリニックの治療について

治療法を選ぶことは、患者さんとご家族の将来に関わる大切な選択となります。独断で決めてしまうことは避け、必ず専門知識をもつ医師に相談しましょう。

抗がん剤含め、治療法にはそれぞれ副作用やリスクを伴います。抗がん剤の副作用についてはこちら、他の治療法については、メリットデメリットを含めてこちらでご紹介しています。

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休診日:日
5種類以上 要相談 9:00~18:00
休診日:土日祝
※1引用元HP:クリニックC4公式HP https://cccc-sc.jp/
※2引用元HP:都立駒込病院公式HP http://www.cick.jp/
※3引用元HP:東京放射線クリニック公式HP https://www.troc.jp/
2019年6月時点の調査をもとに作成しています
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ヒロシ(57)

肺がんステージ4

現在57才。妻と子供2人の4人家族。
突然の肺がんステージ3宣告を受け、抗がん剤治療をメインに闘病したが、骨への転移が確認される。