副作用がつらくて抗がん剤治療はもうやめたい人へ 【ストーリーで読む】ステージ4がん患者でも選べる治療法 » 第三章 家族に勧められてがんのセカンドオピニオンを受ける » 薬物療法その3:内分泌療法薬(ホルモン療法薬)
  

薬物療法その3:内分泌療法薬(ホルモン療法薬)

内分泌療法薬(ホルモン療法薬)とは

内分泌療法はホルモン療法とも言われています。がん細胞の中には、体内から分泌されるホルモンを取り入れて増殖したり活性化するがん細胞があります。そのタイプのがん患者さんにホルモン療法薬を投与して、ホルモン分泌を抑制させたり、がん細胞がホルモンを取り入れないよう邪魔したりする治療法です。主に乳がんや子宮体がん、前立腺がんなどの治療に用いられています。

例えば乳がんには、エストロゲンという女性ホルモンを栄養にして増殖するタイプのがん細胞があります。そのタイプの患者さんにホルモン療法薬を投与して、体内のエストロゲンの量を減らして、がん細胞がエストロゲンを取り込まないよう邪魔するのが内分泌療法(ホルモン療法)です。

事前に針生検で採取したがん細胞の組織を調べ、ホルモン療法が期待できる性質かどうかを確認してから治療を開始します。

治療期間は5~10年ほどかかり、内服、あるいは注射で治療していきます。

ホルモン療法薬のタイプ

ホルモン治療には、大きく分けて次の2つの方法があります。

ホルモン受容体とは、ホルモンを取り込むことで増殖する性質を持つがんの「取り込み口」のこと。ホルモン受容体とホルモンが結びつくのを邪魔して、がん細胞の増殖を抑制します。

内分泌療法薬(ホルモン療法薬)の副作用

治療は5年から10年にわたって行われ、副作用を感じる人も。ホルモン療法によって起こりやすい副作用をいくつか紹介します。

ホットフラッシュ

ホットフラッシュは、急に体や顔がほてったり、大量の汗をかいたりする症状です。ホルモン療法で血液中のエストロゲンが減少し、体温調節ができなくなって起こると言われています。加えて、動悸や睡眠障害を伴うことも。通常は時間の経過と共に症状が治まります。

血栓をはじめとする血液系の問題

ホルモン剤の中には血液が固まりやすくなるものがあり、非常に稀ですが足の静脈に血栓ができたり、血栓が肺に流れて血管が詰まる「肺動脈塞栓症」が起きたりする場合があります。

骨や関節などに影響

骨の健康に関わるエストロゲンを減らすと、骨密度が低下して骨折が起こりやすくなる可能性があります。ほかにも関節がこわばったり、関節の痛みを感じることもあるでしょう。

精神的な不安

ホルモン療法を続けていると、イライラや気分の落ち込み、不眠、頭痛などの症状が現れる場合があります。

このほかにも、おりものが増えたり、腟の乾燥や腟炎、勃起障害など生殖器に副作用が現れることも。ホルモン療法を開始してから体に異常を感じるようであれば、我慢せずに担当医に相談することが大切です。副作用の症状を抑える薬をはじめ、状態に合わせて対処してもらいましょう。

※このサイトの主人公について

このサイトの主人公は架空の人物です。サイト内のストーリーはさまざまな体験談などをまとめたフィクションになります。

※各クリニックの治療について

治療法を選ぶことは、患者さんとご家族の将来に関わる大切な選択となります。独断で決めてしまうことは避け、必ず専門知識をもつ医師に相談しましょう。

抗がん剤含め、治療法にはそれぞれ副作用やリスクを伴います。抗がん剤の副作用についてはこちら、他の治療法については、メリットデメリットを含めてこちらでご紹介しています。

都内でトモセラピーに対応している
クリニック3選

トモセラピーは、正常組織への線量を軽減できる特徴があり、 “がんに厳しく、身体に優しい放射線治療”と言われています。 そこで治療対象の癌部位の種類数が多い都内のクリニックを紹介します。

治療対象
部位数
複数病巣への
同時照射
診療時間
10種類以上
(全身)
対応可 9:00~18:00
休診日: 土日・年末年始
7種類以上 要相談 8:30~17:00
※土曜8:30~12:30
休診日:日
5種類以上 要相談 9:00~18:00
休診日:土日祝
※1引用元HP:クリニックC4公式HP https://cccc-sc.jp/
※2引用元HP:都立駒込病院公式HP http://www.cick.jp/
※3引用元HP:東京放射線クリニック公式HP https://www.troc.jp/
2019年6月時点の調査をもとに作成しています
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ヒロシ(57)

肺がんステージ4

現在57才。妻と子供2人の4人家族。
突然の肺がんステージ3宣告を受け、抗がん剤治療をメインに闘病したが、骨への転移が確認される。