副作用がつらくて抗がん剤治療はもうやめたい人へ 【ストーリーで読む】ステージ4がん患者でも選べる治療法 » 第三章 家族に勧められてがんのセカンドオピニオンを受ける

第三章 家族に勧められてがんの
セカンドオピニオンを受ける

セカンドオピニオンを受けるとどのようなメリットがあるのか、当サイトで紹介したヒロシの闘病記と合わせて紹介します。

セカンドオピニオンで
現在の治療について詳しく聞く

抗がん剤のつらい副作用に苦しみ、サードラインの抗がん剤治療に踏み込めずにいた私に、妻が提案してくれた「セカンドオピニオン」という選択肢。

さっそく、標準治療ではない“別の治療”を行っている先生に、相談しに行ってみたんです。

抗がん剤治療はがんを抑える処置?

まず最初に、これまで行ってきた抗がん剤治療の内容と、その副作用に苦しめられてきたことを話しました。すると先生は、

「あなたの抱えるレベル4のがん細胞に対しては、抗がん剤が悪い部分を“抑えている”処置である可能性があります」「また、あなたのように治療を続けていても転移する可能性もゼロではありません」

もちろん、今の病院でも抗がん剤治療の説明は受けていたので、その効果や内容については把握していたつもりだったし、がんが消えることはない、というのも分かってはいました。

しかし… “抑えている”と割り切った考えまでは持てていなかったのだと思います。“抗がん剤治療を続けながらも寛解に向けて考えていきたい“と思うようになりました。

自分は、まだがんと闘っていなかったのだ

セカンドオピニオンの医師は、こうも話してくれました。

「副作用の少ない抗がん剤に切り替えてこのまま抗がん剤治療を続けることもできますが、それでは寛解を望むことはできません。もし寛解を目指すのであれば、別の治療を検討することも一つの手段です」

今の病院では提案されなかった内容に、少し驚き。自分には、他の治療を選ぶという選択肢がまだあったんです…!

「ヒロシさんの場合はお子さんがいらっしゃって、この先お子さんが成長していくのを見届けるという使命がありますよね。あなたには大黒柱としての大事な役割があるでしょ?だから、がんともっと向き合い、がんをよく理解して闘わないと。闘いなさい

正直、がんを宣告されてから今まで、“がんと闘う”という意識はありませんでした。がんを受け入れて、死ぬ日まで一日一日を大切に生きようという気持ちはあったけれど、闘うという気持ちではなかったんです。

先生に「闘いなさい」と言われたとき、「あ、自分はまだ闘っていいんだ。闘えるんだ!」と思いました。

そして、諦めずに、他の治療を検討することにしたんです。

セカンドオピニオンとは

セカンドオピニオンとは、担当医とは別に、違う医療機関の医師に「第二の意見」を求めることをいいます。まずは、他の医師に話を聞くことをいいますので、すぐに転院したり、担当医を変えて治療をすることではありません。

メリットとしては、別の角度から診てもらうことで、ご自身の病気に対する理解が深まり、より納得して治療に臨める点が挙げられます。とくに、がんの再発や転移が認められた場合は、治療法や抗がん剤についても聞きたくなると思います。

セカンドオピニオンは原則自費診療です。また今の担当医にセカンドオピニオンを希望することを伝え紹介状を書いてもらう必要があります。

セカンドオピニオンを受ける前には、自分の病状はどうなのか、いま使われている抗がん剤はどんな特徴があるのか、他にはどんな治療薬があるのか、今一度きちんと理解し、何を医師に聞きたいのか、自分の気持ちを整理して臨みましょう。ここでは、セカンドオピニオンへ行く前に、知っておきたい知識をまとめました。

薬物療法その1:細胞障害性抗がん剤

薬物療法には数多くの種類がありますし、新薬も誕生しています。このページでは、「細胞障害性抗がん剤」についてご紹介しています。

細胞障害性抗がん剤とは、がんを攻撃する代わりに、正常の細胞も攻撃してしまう薬です。いわゆる、従来からある副作用が発生するタイプのがん治療薬の抗がん剤のことを指します。細胞障害性抗がん剤の分類や、効果と特徴、薬の副作用などについてご紹介しています。

細胞障害性抗がん剤の
特徴について詳しく

薬物療法その2:分子標的治療薬

薬物療法で使われる抗がん剤治療では、「細胞障害性抗がん剤」と「分子標的治療薬」の2種類があります。このページでは、分子標的治療薬についてご紹介しています。

細胞障害作用物質の研究で偶然発見された従来の抗がん剤のように、がん細胞を攻撃する能力に重点が置かれていたものと違い、分子生物学の研究により開発が進んでいるがんの治療薬になります。分子標的治療薬の特徴や、細胞障害性抗がん剤との違い、がんへの効果・効能、副作用などについてまとめています。

分子標的治療薬の
特徴について詳しく

薬物療法のアレルギー反応

がんの薬物療法中に、抗がん剤でアレルギー症状を起こす方もいます。抗がん剤は数多くの種類があり、とくに、初回投与時にアレルギー反応が出る場合が多いです。

アレルギー症状には、数分で症状が起こる急性反応と、数日後に症状が起こる遅発性反応があります。このページでは、アレルギー症状で重篤になるケースもあるアレルギー症状や、アレルギー反応に注意すべき抗がん剤の薬名などの情報をまとめています。

抗がん剤のアレルギー症状
について詳しく

※このサイトの主人公について

このサイトの主人公は架空の人物です。サイト内のストーリーはさまざまな体験談などをまとめたフィクションになります。

※各クリニックの治療について

治療法を選ぶことは、患者さんとご家族の将来に関わる大切な選択となります。独断で決めてしまうことは避け、必ず専門知識をもつ医師に相談しましょう。

抗がん剤含め、治療法にはそれぞれ副作用やリスクを伴います。抗がん剤の副作用についてはこちら、他の治療法については、メリットデメリットを含めてこちらでご紹介しています。

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ヒロシ(57)

肺がんステージ4

現在57才。妻と子供2人の4人家族。
突然の肺がんステージ3宣告を受け、抗がん剤治療をメインに闘病したが、骨への転移が確認される。