副作用がつらくて抗がん剤治療はもうやめたい人へ 【ストーリーで読む】ステージ4がん患者でも選べる治療法 » 第二章 抗がん剤治療をやめるとどうなるのか » 抗がん剤の費用

抗がん剤の費用

日本では、最新のがん治療などは、給付対象から外れます。しかし厚生労働大臣が先進医療と認めた治療では、保険診療の併用が認められ給付対象になる場合があります。

抗がん剤にかかる費用は?

抗がん剤治療は、手術でがん細胞を一気に取り除いたり、放射線治療で集中的にがん細胞を破壊する方法ではないため、一般的に治療期間が長期にわたります。抗がん剤治療にかかる費用は、使用する抗がん剤の種類、がんの進行度によっても変わってきます。また、同じ疾患でも、患者さんの症状や患者さんの身長、体重によって使用する抗がん剤の投与量も変わってきますので、費用も変動します。

抗がん剤治療などの化学療法の場合は、投与期間と休養期間を組み合わせある程度の周期を設定して治療されます。この周期期間を「1コース」や「1クール」と数え呼ばれます。何クール行うかは患者さんごとなので、患者さん一人ひとりの費用を正しく算出することは難しいのです。

目安としてあげると、一般的な体格の人が1回の大腸がんの抗がん剤治療で使う薬(アイソボリン)代は、約12,000円。これが自己負担額3割の場合だと、約4,000円となります。他の抗がん剤が一緒に使われることもあり、2~3種類の抗がん剤治療が同時に行われたりします。数週間の治療が行われることで、治療費の自己負担額は、数十万円~百万円という幅があります。

高額な医療費が払えない!実際にあった例

抗がん剤治療にはお金がかかります。入院、治療費、抗がん剤の薬代など、いくらかかり、いつまで払うのか、頭を悩ますことになります。

実際に、白血病にかかった38歳の男性が、治療当時を振り返り、保険適用でも1錠3,000円の薬を1日4錠服用するため、1年で薬をあきらめざるを得なかったという記事があります。その後、余命3ヶ月と診断されるまでに至り、薬代が無料になる生活保護申請をし、抗がん剤治療が開始されたそうです。全日本民主医療機関連合会の調査によると、医療費が払えずに受診が遅れ亡くなった方もいると報告しています。

抗がん剤治療は、長期にわたることが多いため、治療費が高額になり負担が重い場合がほとんどです。その場合、活用したいのが高額療養費制度。

公的医療保険制度の一部に高額療養費制度というものがあり、健康保険加入者すべての人が利用できる制度です。どういった制度かというと、同じ月にかかった医療費の自己負担額が、自己負担限度額を超えた場合、その超えた分が払い戻しされます。

年齢、年収により、毎月の上限金額は異なってきますが、70歳未満であれば、自己負担の上限額を超えた部分が払い戻しされます。先進医療や国内未承認の抗がん剤などは、保険適応外の治療になるため、実費負担になります。

抗がん剤治療について
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治療法を選ぶことは、患者さんとご家族の将来に関わる大切な選択となります。独断で決めてしまうことは避け、必ず専門知識をもつ医師に相談しましょう。

抗がん剤含め、治療法にはそれぞれ副作用やリスクを伴います。抗がん剤の副作用についてはこちら、他の治療法については、メリットデメリットを含めてこちらでご紹介しています。

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ヒロシ(57)

肺がんステージ4

現在57才。妻と子供2人の4人家族。
突然の肺がんステージ3宣告を受け、抗がん剤治療をメインに闘病したが、骨への転移が確認される。