副作用がつらくて抗がん剤治療はもうやめたい人へ 【ストーリーで読む】ステージ4がん患者でも選べる治療法 » 第四章 がんステージ4患者の抗がん剤以外の新たな治療方法

第四章 がんステージ4患者の
抗がん剤以外の新たな治療方法

抗がん剤治療以外の治療法は何があるのか、当サイトで紹介したヒロシの闘病記と合わせて紹介します。

3つの治療法
放射線治療、免疫治療、代替治療

セカンドオピニオンで、今までの抗がん剤治療があくまでも延命処置に過ぎなかった…ということを知り、少なからずショックを受けた私。でも同時に、寛解を目指せる他の治療法があることも教えてもらい、帰宅後さっそく、妻と一緒に詳しく調べてみたんです。

セカンドオピニオンで先生に教えてもらった他の治療法というのが、「放射線治療」「免疫療法」「代替療法」。先生の話と、自分で調べた情報をまとめると、以下のようなことが分かりました。

放射線治療は、寛解を目指せる可能性があり、臨床試験や実績のエビデンスもあるそう。最近では高精度の機器も開発されていて、転移がんにも適応するとか!照射した場所に対して抗がん剤に近い副作用はありますが、期間は1ヵ月程度で、抗がん剤よりも発生頻度が少ないとのこと。

免疫療法は免疫チェックポイント阻害薬という薬剤や生活習慣の改善で、自己の免疫力を回復・維持する方法で開放に向かうこともあるとのこと。しかし人によっては抗がん剤に近い副作用があったり、引き続き研究が進められているとのことでした。

もう一つ気になった治療法は、代替療法。健康食品や生活の改善で治療するから、放射線治療と同じく、抗がん剤よりも副作用を大きく軽減できるのが魅力でした。さらに、効果について研究報告がある物もあるらしい。

他の治療法に気になりながらも、抗がん剤治療を続けるという選択肢もあると考えていました。延命治療とはいえ、これまで生きてこられたという事実は変わりません。別の治療に希望を持ちつつも、切り替えて悪化してしまったらどうしようという不安もありました。セカンドオピニオンの先生が「どの治療法を受けるにしても、医者とよく相談し、納得してからにしましょう」とおっしゃっていたことを思い出し、慎重に検討したのです。

講演会を聴いて
勇気をもらいました!

妻と一緒に他の治療法について色々調べていたら、がん患者が集まるNPO法人の講演会があることをたまたま知り、聴きに行ってみたんです。

そしたら、自分と同じように別の治療法を実施して病状が良くなっている方や、諦めずに寛解を目指して頑張っている人たちがたくさんいることを知りました。その講演で私は、「やっぱり寛解を目指して治療を受けてみよう…!闘おう!」と、すごく勇気づけられたんです。妻と私が治療を決心する、後押しになってくれたと思います。

そして、私が調べた色々な治療の中で注目したのは、放射線治療のトモセラピー。「全身へ転移してしまった複数のがんに同時照射」「正常な組織を傷つけにくい」「副作用が少なく、快方を目指せる」というがんのステージ4患者にこそ合う条件がそろっています。何よりも相談に乗ってくれた先生の分かりやすい説明と、親身になって聞いてくれる姿勢から、この先生にお願いしたいと思ったからです。

辛い闘病生活で何度も諦めかけていた私を支えてくれた家族に感謝しています。

転移がんにも対応可能な
放射線治療クリニックについて詳しく

NPO法人のセミナーへ
取材してきました

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今回取材にお伺いしたのは、特定非営利活動法人Smile Girls。

がん種・病期・初発や再発などを問わず、主に女性がん患者およびそのご家族をサポートしていく団体です。

セミナーではまず最初に代表の善本考香さんからがん治療の経緯についてお話しを聞きました。善本さんは子宮頸がんの告知を受け、生存率0%の状態から根治して元気に生活できていると仰っています。転移や再発を繰り返しながら死への恐怖や、経済的な不安から何度も諦めかけていても、病気としっかり向き合ってくれた医師や、家族や友人の支えもあり、諦めずにがんと闘っていました。

一番印象的だったのは、治る見込みが無くても、常識を疑うこと。様々な治療の可能性を知る「可能性治療」や、自分のコミュニケーションの仕方で医師の対応も変わり積極的な治療をしてくれることなど、がんとの向き合い方を変えることによって、寛解に向けたさまざまな可能性があることを学ばせていただきました。

その他には、がん患者のためのピラティスヨガ講座が行われ、ヨガを通して、自分の身体の状態と向き合うことができました。医師による脳の活性化の仕組み解説や免疫力アップする方法など、長生きするために知っておきたい情報がとても盛りだくさんでした。

セミナーの終了後はがん患者さまとコミュニケーションを取る機会もあり、患者さん同士で一緒に、闘病していく勇気をもらえる素晴らしい会だと感じました。

がんが治らずに悩んでいる方はセミナーへの参加を検討してみてはいかがでしょうか。

Smile Girls公式HPキャプチャ
引用元HP:Smile Girls公式HP
https://www.smile-girls.jp/
取材協力団体:
特定非営利活動法人Smile Girls

5度の再発転移から生還したサバイバーの善本さんが代表のSmile Girls。主に女性がん患者およびそのご家族を自分らしく生きるためのサポート、啓発活動を行っています。

SmileGirlsの公式HPを確認する

各治療方法について

がんに対する各治療法について、メリット・デメリットを少し詳しく紹介したいと思います。

治療法その1:放射線治療

メリット
  • ステージの進んだがんなどで手術療法が難しいケースであっても、治療を施すことができます。
  • 手術で切除するやり方ではないため、臓器をそのまま残すことや、臓器の働きを以前と同じようにキープすることが可能です。
  • ほとんどのケースで、通院治療が受けられます(治療回数や期間はさまざま)。そのため、通常どおりの日常生活を続けながら治療できるのが魅力です。
デメリット
  • 臓器のなかには放射線耐性が低いものもあり、また、逆に放射線耐性が高い腫瘍も存在するため、がんを患った臓器によっては、放射線療法が有効とならないケースもあります。
  • 抗がん剤に比べれば軽度ですが、放射線による副作用が現れるケースもあります(症状やタイミングはそれぞれ)。

放射線治療の実績

非小細胞肺癌 多発肺内転移 69歳男性

  • 2007/05他院にて左肺癌指摘され上葉切除リンパ節郭清
  • 2008/06肺内転移出現、抗がん剤治療すすめられたが拒否にて*BSC
  • 2009/03PET-CTにて左肺内転移2個指摘された
  • 2009/04上記病変にトモセラピー 50Gy/5回
  • 2009/08PET-CTにてほぼCR(完全消失)
  • ※引用元:クリニックC4公式HP(http://cccc-sc.jp/case/case.html?listno=12)

    S状結腸癌 多発リンパ節転移 57歳女性
    • 2004便潜血にて他院受診しS状結腸がん3期と診断され術後抗がん剤治療実施。
    • 2008/11腹部大動脈リンパ節転移指摘され抗がん剤治療実施。
    • 2009/01骨髄抑制などの毒性強かったため漢方施設受診し当院紹介受診。
    • 2009/02PET-CTにて腹部大動脈リンパ節、両側総腸骨リンパ節転移。
    • 2009/02-03全病変へのトモセラピー 45.93Gy/15回実施。5か月後PET-CTにてほぼCR(完全消失)となった。

    ※引用元:クリニックC4公式HP(http://cccc-sc.jp/case/case.html?listno=18)

    がんステージ4の
    放射線療法について詳しく

    治療法その2:免疫療法

    メリット
    • 抗がん剤のように正常細胞を攻撃しないため、身体への負担や副作用が少ない場合があります。
    • 身体への負担と副作用が少ない場合があり、高齢者や体力の落ちた患者さんでも受けられます。
    • 転移がん・進行がんにも治療が可能(完治は難しいものの、QOLの維持・向上に役立つ)
    • 免疫細胞治療と標準治療を併用するケースもあります
    デメリット
    • 即効性のある治療ではなく、数カ月数年掛かる場合があります。効果が現れるまでには時間がかかる
    • 保険適用外となるため治療費は自己負担となり、高額になりがちです。

    がんステージ4の
    免疫療法について詳しく

    治療法その3:代替え療法

    メリット
    • 抗がん剤に比べて副作用を軽減できます。ただ、健康食品の過剰摂取や、薬剤の種類によっては、副作用が出るケースもあるようです。
    • 身体への負担と副作用が少ないことから、体力が落ちている患者さんや高齢の患者さんでも受けることができます。
    • 寛解は難しいケースが多いものの、転移がんや進行がんに対しても治療が可能です。また、標準治療と併用できることが多いのもメリットでしょう。
    デメリット
    • エビデンスが少なく、とくに代替療法は効果が確証されているものではありません。
    • 代替療法は放射線治療とも併用できることがありますが、その反面、標準治療の効果を妨げたり、症状を悪化させてしまうケースもあるようです。
    • 保険適用外となるため治療費は自己負担となり、高額になりがちです。

    がんステージ4の
    代替療法について詳しく

    治療法その4:抗がん剤治療

    メリット
    • 手術療法が適応でないケースや、手術後に再発・転移が起こってしまったケースなどに有効で、がんの進行を抑えられる(がんが今以上に大きくならない)可能性があります。
    • 全身状態が良好な患者さんの場合、副作用はあっても、効果がそれを上回る可能性もあります。
    デメリット
    • 薬剤の種類やその人の状態によっても症状の違いはありますが、基本的に副作用のつらい治療です。
    • 治療を受ける条件として、「少なくとも歩行可能で自分の身の回りのことができる」「肝臓や腎臓の機能が一定の基準を満たしている」「転移・再発がX線検査やCT、MRIなどで確認できる」といった事が求められます。

    ステージ4がん患者の手術療法

    がんの手術療法について、特徴や種類、メリット・デメリットなどを解説。ステージ4のがんに対応できるかも解説しています。

    がんステージ4の
    手術療法について詳しく

    ※このサイトの主人公について

    このサイトの主人公は架空の人物です。サイト内のストーリーはさまざまな体験談などをまとめたフィクションになります。

    ※各クリニックの治療について

    治療法を選ぶことは、患者さんとご家族の将来に関わる大切な選択となります。独断で決めてしまうことは避け、必ず専門知識をもつ医師に相談しましょう。

    抗がん剤含め、治療法にはそれぞれ副作用やリスクを伴います。抗がん剤の副作用についてはこちら、他の治療法については、メリットデメリットを含めてこちらでご紹介しています。

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    ヒロシ(57)

    肺がんステージ4

    現在57才。妻と子供2人の4人家族。
    突然の肺がんステージ3宣告を受け、抗がん剤治療をメインに闘病したが、骨への転移が確認される。