東京慈恵会医科大学附属病院の特徴や、放射線治療の内容、口コミ評判などをご紹介します。
「病気を診ずして病人を診よ」というモットーを掲げる東京慈恵会医科大学附属病院。明治14年に高木兼寛が創立した成医会講習所を起源としています。現在は、高度先端医療行為を実施できる特定機能病院に承認されている大学付属病院です。
慈恵会医科大学付属病院は、患者さんのライフスタイルを最優先にするための医療を実践。疾患や病状に応じたチーム医療体制を整備しているのが特徴です。(ex.医師・看護師・栄養士・薬剤師・臨床検査技師などで構成される栄養サポートチーム、医師・看護師・薬剤師・栄養士・医療ソーシャルワーカーで構成される緩和ケアチームなど)各分野のスペシャリストが、患者さんにとっての最善策を提供します。
放射線治療部では年間800~900人の患者さんの治療にあたっているほか、診療部門の腫瘍センター内には外来化学療法室や緩和ケア室、がん相談支援センターなどがあり、地域がん診療連携拠点病院としての役割を担っています。
触診、内視鏡、CT検査などにて照射範囲や治療期間などの治療立案を決めてから放射線治療に移ります。治療計画が決まるまでに、一般的な放射線治療の場合には数日。IMRTなどの高精度治療の場合には1~2週間程度要します。
外部照射(EBRT)
放射線を体の外側から照射する医療装置です。化学療法や外科手術と組み合わせて治療することもあります。治療期間はがんの種類や病状によりますが、2~8週間ほど必要。1日1回、週5回照射します。
強度変調放射線治療(IMRT)
強度変調放射線治療は、がんの形状に合わせ放射線強度を変化させられる方法で、悪性腫瘍のみに放射線を集中して照射できるのが特徴。正常組織への影響が少ないので、副作用を最小限に抑えることができます。
密封小線源治療(前立腺)
前立腺にカテーテルを刺入してイリジウム線源を挿入する治療法です。基本的には、外部照射と組み合わせて実施します。
密封小線源治療(子宮)
基本的には外部照射を先に行い、外部照射期間中に子宮腔内にカテーテルを挿入する密封小線源治療を併用します。
照射箇所や病状によって治療期間は異なります。1回あたりの照射時間は5~20分程度です。
治療期間中、あるいは治療後半年から数年後に副作用が生じる場合があります。主な副作用は吐き気、食欲不振、下痢、だるさ、脱毛(照射箇所のみ)などの症状です。
放射線治療部診療部長を務める青木教授は、放射線治療の専門医です。過去にはハーバード大学やフロリダ大学、シアトル前立腺研究所といった放射線学の前線で研究した経験もあります。放射線治療のスペシャリストとして、年間800~900人もの悪性腫瘍患者さんの治療にあたっています。
所在地 | 東京都港区西新橋3-19-18 |
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診療時間 | 平日 午前 9:00~(受付8:00~11:00) 午後 13:30~(受付11:00~15:00) 土曜 9:00~(受付8:00~11:00) |
休診日 | 日曜・祝日・大学記念日(5月1日、10月第2土曜)・年末年始 |
TEL | 03‐3433‐1111 |
東京慈恵会医科大学附属病院では、主に次のような感染症対策を行っています。
ヒロシ(57)
肺がんステージ4
現在57才。妻と子供2人の4人家族。
突然の肺がんステージ3宣告を受け、抗がん剤治療をメインに闘病したが、骨への転移が確認される。