中野区江古田の森公園そばに立地している総合東京病院は、転移ガンにも対応しています。そんな総合東京病院の放射線治療や病院の特徴、口コミ評判をまとめて紹介します。
中野区の江古田にあった慈生会病院が、新たにリニューアルして開院したのが「総合東京病院」です。2010年に250床でスタートしてから少しずつ拡張や増設を行い、現在は450床を超える区の中核総合病院へとスケールアップしています。
2017年に新設されたB棟には放射線治療センターや救急治療センター、脳神経センター、心臓血管センターといった高度な専門治療部門を併設。地域住民から強く求められている救急医療と急性期医療、高度医療を充実させています。
総合東京病院の放射線センターでは、バリアン社製の放射線治療装置「True Beam STx」を導入しています。True Beam STxは次世代の放射線治療装置で、従来の2~3倍の速さで照射することができます。
さらにミリ単位でがん細胞の位置を特定できるので、ピンポイントでがん細胞に照射ができるのが特徴。正常組織への照射を最小限に抑え、身体への負担を最小限に抑えられます。頭や体幹部の臓器など、幅広く活用できる汎用性も備えます。
総合東京病院は、次世代の治療装置を導入しているだけでありません。専門の知識や技術も持つ医療スタッフも揃っています。放射線治療を専門とした認定を得た放射線技師もおり、安全な放射線治療を心がけています。
また女性スタッフも在籍しているので、乳がんや子宮がんなど婦人科領域に於いても安心して治療してもらえます。
放射線治療の高精度照射は、ピンポイントでがん細胞に照射できるため、従来治療法と比べて副作用のリスクは軽減しています。
副作用については、放射能治療は照射部位やがんの状況などによっても異なるため、担当医師に詳しい説明を受けてください。一般的な症状としては、吐き気・食欲不振・腹痛・だるさ・脱毛(頭部照射の場合)・頻尿(前立腺の場合)・皮膚炎などが挙げられます。
1回の治療時間は、入室から退室まで15分程度です。高精度照射治療の期間は、乳がんの照射は15回(約3週間)、前立腺がんは5回程度の照射治療で終了する例もあります。いずれも通院しながらの治療で、従来照射機器と比べて短期間で治療ができて、日常生活への負担が軽くなっています。
国枝悦夫医師は放射線治療の専門医ですが、特に脳腫瘍や乳がん、前立腺がんの画像誘導高精度放射線治療を得意としています。東海大学医学部専門診療学系放射線治療科学の教授を経験後、2020年に総合東京病院の放射線センター長に就任しています。
所在地 | 東京都中野区江古田3-15-2 |
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診療時間 | 午前8:00~11:30、午後12:30~15:00 |
休診日 | 日曜・祝日・年末年始 |
TEL | 03‐3387‐5545 |
ヒロシ(57)
肺がんステージ4
現在57才。妻と子供2人の4人家族。
突然の肺がんステージ3宣告を受け、抗がん剤治療をメインに闘病したが、骨への転移が確認される。